<虫歯にならないためにやっておきたいこと>

虫歯で痛い思いをしたこと、ありますか?

2011年厚生労働省の歯科疾患実態調査によると、
30代で平均して10本の虫歯および虫歯で治療した歯があるという結果が出ています。

これをご覧の多くの方が、虫歯の経験をしていると思われます。

虫歯の痛みは、人間が体験する可能性がある数々の痛みの中でも、特に「痛い」ものと認識されています。
虫歯の痛みを経験したことがある人は、二度と経験したくないと思うことでしょう。

皆さんは、どのような対策をしていますか?

意外と自己流になってしまい、大切なことを見落としている可能性もあります。
おさらいしてみましょう。

○毎日の歯磨き

虫歯の一番の予防と言えば、歯磨き。
虫歯の原因となる、食べかすの除去には有効です。
しかし、「歯磨きをしてさえいれば大丈夫」という認識が、虫歯を招いてしまうこともあります。

歯磨きで、汚れを完全に除去できている人は多くありません。
歯並びや磨き癖などで、まんべんなく磨いているつもりでも磨き残しがあるものです。
染出しなどの自己チェックと、歯科医院でのメンテナンスを併用することをおすすめします。

○歯科医院での定期検診

定期的にお口の専門家に口腔内をチェックしてもらうことで、
虫歯の早期発見や虫歯になりそうな場所を教えてもらうことができます。

虫歯を防ぐうえで、最もおすすめの方法ですが、これだけで虫歯を防げるわけではありません。

定期検診では、虫歯有無のチェックや歯垢除去などできますが、これは日々の歯磨きがあってこそ。
定期検診を受けているからといって、歯磨きをおろそかにしてはいけません。

○不規則な食生活

お口には自浄作用があります。
だ液が分泌されることで、消化を助け、汚れを洗い流します。

私たちのお口は食後、虫歯になりやすい酸性に傾いています。

だ液は、酸性状態のお口を中和し、中性に戻す働きをしています。
だらだら食べや間食の習慣は、お口を長く酸性状態にしてしまい、虫歯になりやすい口腔状態を作ってしまいます。

では、芸能人などが健康法として紹介していることもある、小食はどうでしょうか?

一日一回のみの食事やサプリメントに頼った栄養法は、
だ液の分泌量低下を招く原因になりかねません。
これでは、お口の中が乾燥しがちになり、
自浄作用が働きにくく口臭や虫歯の原因になる可能性があります。

一日3食、規則正しい食生活を心がけましょう。

とみた歯科医院